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現場で役立つがん看護

診断期~治療期の患者を支える外来がん看護

谷口愛

がん患者と対症療法 Vol.27 No.1, 50-54, 2018

近年,がん治療は外来にシフトされ,外来看護師が果たすべき役割は拡大している。診断時や再発時の情緒的支援,治療方針や療養先に関する意思決定支援,治療による有害事象のマネジメント,病棟や地域との連携など,外来看護師は困難な場面に日々遭遇する。しかし,この状況に対する周囲の理解は十分とはいいがたく,役割に対する認識の差やマンパワーの問題が存在し,葛藤を抱く場面も多いのではないだろうか。
本稿では,当院での具体的な看護実践をお伝えすることで,病棟や地域で働く読者には外来について知っていただくきっかけとなったり,外来で働く読者にとっては日々の実践に活かしていただける部分があればと思う。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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