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特集 緩和ケアチームが切り拓くがん疼痛治療の新たな地平

入院から在宅につないでいく疼痛管理―病院の立場から―

Pain control linking hospitalization to home care --from a hospital perspective

坂下美彦

がん患者と対症療法 Vol.26 No.1, 65-68, 2015

「Summary」在宅で安心して緩和ケアを受けられるようにする必要がある。そのためには,在宅移行後も継続的な病院の支援が必要である。われわれは,地域の医療施設と協働して在宅緩和ケア地域連携クリティカルパスを開発した。この地域連携パスは,病院,訪問診療施設,訪問看護施設の3つの施設が診療役割分担と共同診療計画を共有し,必要時の入院受け入れなど病院による在宅支援を明確にしているのが特徴である。連携パスを軸として病院4施設,訪問診療74施設,訪問看護68施設からなる地域の緩和ケアネットワークが構築され,連携パス適用患者数は4年間で555件となった。地域連携パスは,ネットワークの構築だけでなく緩和ケアの普及や患者家族の安心にも役立つものと考えている。
「Key Words」地域連携クリティカルパス(regional cooperative critical pathway),診療役割分担(division of clinical roles),共同診療計画(joint care plan),標準的緩和ケア(standard palliative care),緩和ケアネットワーク(palliative care network)

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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