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海外論文紹介

オピオイド耐性患者における脊椎固定術後の疼痛管理の補助としてのケタミン療法:前向き無作為化試験

Urban MK, Ya Deau JT, Wukovits B, et al : Ketamine as an adjunct to postoperative pain management in opioid tolerant patients after spinal fusions: a prospective randomized trial. HSS J 4 : 62-65, 2008

加藤辰一朗國分宙田口奈津子

がん患者と対症療法 Vol.24 No.1, 90-91, 2013

「はじめに」オピオイド耐性患者の周術期疼痛管理は困難なことがある. 難治性術後疼痛にはオピオイド誘発性痛覚過敏(OIH)と急性オピオイド耐性との両者が関わっている可能性があり, それらにはNMDA受容体の関与がいわれている. 本研究は, 脊椎固定術後のオピオイド耐性患者における急性疼痛管理としての非競合的NMDA受容体拮抗薬ケタミンの効果を評価するために行われた.
「方法」1~2椎間の腰椎後方固定術が予定された1日60mg相当のオキシコドンを服用している26人の患者が無作為にケタミン群と対照群に割り付けられた. 患者はミダゾラム5mg, 70%笑気, 0.4%イソフルラン, フェンタニル1~2μg/kg/時, プロポフォール70~100mg/時による全身麻酔下で手術が行われ, 閉創1~2時間前にモルヒネ10μg/kgが投与された. ケタミン群の患者は全身麻酔の導入時0.2mg/kg iv, その後回復室から麻酔後回復室(PACU)退室まで2μg/kg/時で持続投与された.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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