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海外論文紹介

オピオイド耐性患者に対する急性疼痛管理:肥大する問題

Huxtable CA, Roberts LJ, Somogyi AA, et al : Acute pain management in opioid-tolerant patients: a growing challenge. Anaesth Intensive Care 39 : 804-823, 2011

加藤辰一朗國分宙田口奈津子

がん患者と対症療法 Vol.24 No.1, 86-87, 2013

「はじめに」オーストラリアとニュージーランドにおいて, 長期間オピオイドの処方を受けている患者が増え, 処方されたオピオイドの転用・乱用が増加している. 本論文では, オピオイドの使用のトレンドを調査し, オピオイド耐性やオピオイド誘発性痛覚過敏(opioid-induced hyperalgesia;OIH)のメカニズム, オピオイド耐性患者に対する急性疼痛管理について考察する.
「オピオイド使用の疫学」世界的にオピオイドの使用量は増加傾向にある. モルヒネの使用量は, 1989年に6.5tであったものが2009年には41.8tまで増加している. 使用量の増加に伴い, オピオイドの誤用・乱用による副作用も増加している. 非癌性慢性疼痛に対して高用量のオピオイドを使用することは, オピオイド関連死のリスクを高めるとされている.
「耐性およびOIHのメカニズム」耐性とOIHのメカニズムは, いまだ完全にはわかっていない.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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