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特集 療養過程のそれぞれの場面で緩和ケアをどう伝えるか

がん治療担当医にお伝えしたい―患者として緩和ケアに思うこと―

What I would like to tell doctors treating cancer about palliative care --from a patient's perspective

中川けい

がん患者と対症療法 Vol.24 No.1, 56-60, 2013

「Summary」「がん対策基本法」が施行され, 「早期からの緩和ケア」が謳われた. それに伴い, 治療の早い時期からがん患者と家族が緩和ケアを受けることのできる体制が全国に整備されつつある. しかしながら, 「緩和ケア」に対する誤解があるため, 患者が受診をためらってしまうケースがある. がんの治療には, がんに伴う心身の痛みを取り去ることは不可欠である. QOLを向上するためにも, 患者や家族は緩和ケアを正しく理解したうえで自身の病状を把握する必要がある. 本稿では, 緩和ケアについて, 再発患者である自身の体験や日々の患者支援活動を通して感じたことを述べさせていただく.
「はじめに」筆者は2000年に乳がんを罹患, 翌年の暮れには肺などに転移し, この12年間治療を続けている再発患者である. 幸いにも2つ目に使ったホルモン剤がよく効き, 今では血液検査も正常値に落ち着いて画像上ではがんは消えた状態である.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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