<< 一覧に戻る

特集 療養過程のそれぞれの場面で緩和ケアをどう伝えるか

再発転移~治療終了~療養場所の選択時期(PCT看護師) 積極的がん治療終了から緩和ケア主体への移行期における外来での支援体制と看護師の役割

Support system for outpatients and role of nurses from the end of treatment to transition period of best supportive care

笠谷美保

がん患者と対症療法 Vol.24 No.1, 26-31, 2013

「Summary」がん医療において, 検査結果の説明や治療方針の変更など重要な意思決定の場面は外来で行われることが多い. 緩和ケア主体への移行期における重要な意思決定を支える支援の窓口である“サポート外来”での実例を通して活動を紹介する. この時期の看護師の役割として, (1)情緒的なサポートとパートナーシップの構築, (2)これからの過ごし方に対する意思決定支援と情報提供, (3)家族の予期悲嘆と病状認識に対する理解, (4)患者と家族に関わるチーム間の調整, などが重要であり, 患者と家族の治療終了となることに対する不安を少しでも減らし, 緩和ケアに対する意味を見出しながら自分たちの意思で今後の過ごし方を選択できることが支援の目標となる.
「はじめに」近年, 入院期間の短縮や通院化学療法の発展に伴い, 外来における緩和ケアが重要視されている. その理由として, がんの診断のみならず進行がんやがんの再発期における多くの抗がん治療が外来で行われるだけでなく, 検査結果の説明や治療方針の変更など, 重要な意思決定の場面が外来で行われるのが多いことが挙げられる.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る