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喘息・アレルギー治療における患者教育・指導

喘息吸入薬の選択と新しい吸入指導のあり方

堀口高彦

喘息 Vol.28 No.2, 95-101, 2015

近年,吸入ステロイド薬の普及により,喘息死は着実に減少傾向にある。しかしながら,吸入操作が正確に行われないと薬効が十分に発揮されず,吸入指導のあり方の重要性がかねてより指摘されている。吸入療法の標準化に向けて,独立行政法人環境再生保全機構の協力のもと,すべてのデバイスの吸入方法が網羅されたDVDを作成・導入された藤田保健衛生大学医学部呼吸器内科学Ⅱ講座(坂文種報德會病院)教授の堀口高彦先生にお話をうかがった。
「名古屋都市圏のアレルギー診療を担う」
―地域における坂文種報德會病院の位置づけについて教えてください。
当院は名古屋駅から車で10分圏内の中核病院として,また藤田保健衛生大学の第二教育病院として,名古屋都市圏の医療を牽引してきました。一方で,地域住民には「ばんたねさん」と愛称され,古くから親しまれている地域密着型の病院でもあります。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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