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総合アレルギー専門医が行うべき検査
The examination that total allergist should perform
掲載誌
喘息
Vol.28 No.2 2-8,
2016
著者名
庄司俊輔
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
/
アレルギー・免疫
/
耳鼻科疾患
/
皮膚疾患
/
眼疾患
/
小児疾患
診療科目
呼吸器内科
/
アレルギー科
/
皮膚科
/
眼科
/
耳鼻咽喉科
/
小児科
媒体
喘息
「はじめに」新しい専門医制度において,日本アレルギー学会は基盤学会の次の段階に位置するサブスペシャルティー学会に位置づけられている。この「二段階制度」は一見するとこれまでと何の変わりがないようにみえるが,実際には,これまでのように「アレルギー専門医(内科)」あるいは「アレルギー専門医(皮膚科)」などの診療科による区分がなくなる(より正確にいえば新しい専門医機構での診療科別の認可が困難)と予想されている。すなわち,これまでもアレルギー専門医の満たすべき条件とされていた,total allergistとしての診療技術が必須条件として資格化されることになるわけである。本稿では,新アレルギー専門医の資格を取得する際に,最低限知識として習得しておくべき項目を概説し,特に重要で図示化できるものを示した。アレルギー専門医が,これらの検査を実際の臨床の場で自ら行うかどうかは,診療を行う状況によると思われるが,これまでのように基盤診療科での疾患以外は座学による知識のみでよしとすることは許されなくなると思われる。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。