Pro/Con紙上討論
第10回アレルギー児がペットを飼うことの是非について Conの立場から
掲載誌
喘息
Vol.27 No.1 95-98,
2014
著者名
大矢幸弘
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
/
アレルギー・免疫
/
耳鼻科疾患
/
皮膚疾患
/
小児疾患
診療科目
呼吸器内科
/
アレルギー科
/
皮膚科
/
耳鼻咽喉科
/
小児科
媒体
喘息
「はじめに」本稿は, 日本小児アレルギー学会誌第28巻第1号に掲載の「第50回日本小児アレルギー学会『プロ・コンディベート 1. アレルギー児はペットを飼って良いか? Conの立場から』」の内容を中心にまとめたものである. このディベートの論点が, ペットアレルギー児がペットを飼ってよいか, ということだとすると「卵アレルギー児は卵を食べてもよいか? 」というのと同じレベルの論点になってしまう. 現実には, 猫アレルギーなのに自宅で猫を飼い続けるアトピー性皮膚炎患者の家族や, ダニアレルギーなのに環境整備をしない喘息患者の家庭もあるので, あながち非現実的な話ではないが, そのような論点ではディベートにならないのでまずは論点を以下の4つに整理してみる. (1)ペットの接触で明らかな症状が出るペットアレルギー児はペットを飼ってもよいか? (2)ペット抗原に感作を受けているが, 接触しても軽微な症状しか出ないアレルギー児はペットを飼ってもよいか?
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。