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特集 喘息と気道炎症Up-To-Date

CD8⁺T細胞のアレルギー性気道反応への関与

The role of CD8⁺T cells in allergic airway responses

宮原信明

喘息 Vol.27 No.1, 50-57, 2014

「Summary」CD8+T細胞のアレルギー性炎症, 気道過敏性誘導における役割に関心が集まっている. 喘息動物モデルでは, CD8+T細胞が喘息病態にprotectiveな働きを有するとの報告と, 気道炎症にpositiveな関与をするとの報告とが, 相対峙している. 最近はTh2サイトカインを産生するTc2タイプや, ロイコトリエンB4受容体BLT1を発現し, IL-13を産生するエフェクターCD8+T細胞の気道反応への促進的な働きが注目されている. ヒト喘息の気道にもCD8+T細胞の浸潤, さらにはBLT1+/IL-13+/CD8+T細胞の浸潤所見が認められている. これまで制御系一辺倒でとらえられてきたCD8+T細胞が, Th2とともに喘息病態の形成を担うという新たな知見は, 今後の新規治療法開発に向けて役立つものと期待される. 「はじめに」気管支喘息は可逆性の気流制限, 気道過敏性の亢進, 好酸球などによる気道炎症を特徴とする.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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