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特集 喘息と気道炎症Up-To-Date

自然型アレルギーの気道炎症への関与

Contribution of innate-type allergy to airway inflammation.

善本知広

喘息 Vol.27 No.1, 41-49, 2014

「Summary」インターロイキン(IL)-33は好塩基球・マスト細胞と, 近年相次いで報告されたグループ2自然リンパ球(ILC2)を刺激してTh2サイトカインを産生する結果, アレルギー炎症を誘導する. このような免疫グロブリン(Ig)E抗体非依存性のアレルギー反応を「自然型アレルギー」と呼称できる. 特にアレルゲンやさまざまな病原体成分で刺激された気道上皮細胞から産生されるIL-33は, 肺内にILC2を増殖・集積し, これを刺激してIL-5/IL-13を産生する結果, 好酸球性の気道炎症を誘導する. 一方, IL-33刺激を受けたILC2はアンフィレグリン蛋白を産生する結果, インフルエンザウイルス感染で傷害を受けた肺組織の「損傷治癒」という防御機能も発揮する. 「はじめに」従来からのアレルギーの概念は次のとおりである. アレルゲンを取り込んだ樹状細胞は, アレルゲン特異的Th2細胞を誘導する.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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