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特集 喘息と気道炎症Up-To-Date

気道のレジデント細胞による炎症調節Up-To-Date

Up To Date; regulation of inflammation by airway resident cells

神津悠権寧博橋本修

喘息 Vol.27 No.1, 36-40, 2014

「Summary」気管支喘息(喘息)は, 気道過敏性の亢進, リモデリングによる気道の組織変化を特徴とする気道の慢性炎症性疾患である. 近年の免疫学の進歩により, アレルギー炎症には従来知られていなかった多種にわたる免疫細胞が関係し, 多様な免疫病態を形成していることがわかってきた. その中でも, 気道構成細胞を含む肺のレジデント細胞と環境因子との相互作用が注目されている. 喘息患者の気道は, 環境因子やウイルスに対して脆弱であり, 繰り返される外的刺激に対する免疫応答の増強と免疫寛容の破綻が, アレルギー性炎症の遷延化や気道リモデリングへの進展に寄与している可能性がある. 本稿では, 気道レジデント細胞における炎症調節の側面から気道の炎症性疾患の病態について概説する. 「はじめに」気管支喘息(喘息)は, 気管支の炎症が慢性化することで気道過敏性が亢進し, 可逆性の気道狭窄を起こし, 発作的な喘鳴, 咳などの症状をきたす呼吸器疾患である.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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