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吸入ステロイド薬の歴史

第3回 種々の吸入ステロイド薬の登場

宮川武彦

喘息 Vol.25 No.1, 80-83, 2012

「新しい吸入ステロイド薬の登場」ベクロメタゾンプロピオン酸エステル(beclometasone dipropionate-chlorofluorocarbon;BDPCFC:ベコタイド(R), アルデシン(R))1)1種類しかなかった吸入ステロイド薬(inhaled corticosteroid;ICS)は, 1998年11月に抗炎症作用が強くDiskhaler(R)(DH)で吸入するドライパウダー製剤(dry powder inhaler;DPI)のフルチカゾンプロピオン酸エステル(fluticasone propionate-diskhaler;FP-DH:フルタイド(R)ロタディスク(R))2)が発売されたことによって, 不十分ながら少しずつ普及するようになった. そして, 2002年1月にはFP-DHより操作が簡単で残量カウンターがついたDiskus(R)(DK)のFP(FP-DK:フルタイド(R)ディスカス(R))1)2)と効果の持続性に優れた新しいICSのブデソニド(budesonide;BUD:パルミコート(R))1)2)が発売され, 同年8月には超微粒子(1.1μm)の加圧式定量噴霧吸入器(pressurized metered dose inhaler;pMDI)で肺内送達率の高いBDP(beclometasone dipropionate-hydrofluoroalkane;BDP-HFA:キュバールTM)が発売された.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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