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気管支喘息のフェノタイプについて

Ⅱ.臨床像から 増悪を起こしやすい喘息(小児)

南部光彦

喘息 Vol.23 No.2, 67-74, 2010

「Summary」 気管支喘息患児で急性増悪を起こしやすいのは, 気道過敏性が亢進している場合である. 気道炎症によってもたらされる気道過敏性の亢進には, (1)気道粘膜上皮の傷害, (2)神経系への影響, (3)気管支平滑筋の収縮性および表現型の変化, (4)気道壁のリモデリングが関与している. 気道炎症には, 好酸球, 好中球, 肥満細胞, 樹状細胞, リンパ球などの炎症細胞のみならず, 気管支平滑筋, 気道上皮細胞, 線維芽細胞, 血管内皮細胞などの気道構成細胞も, さらには神経原性炎症も重要な役割を果たしている. 気道過敏性亢進につながるような気道炎症をきたす原因としては, アレルゲン, ウイルス感染, マイコプラズマ感染, 鼻副鼻腔炎, たばこの煙, 大気汚染, 運動などがある. 気道炎症の評価としては, 喀痰中の炎症細胞, 呼気凝集液, また呼気中の一酸化窒素などがある. 気道過敏性検査を施行する. 気道過敏性亢進を予防するには, その原因を知り, それを減らす努力をするとともに適切な薬物療法が重要である.

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