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Pro/Con紙上討論

第1回末梢気道治療の第一選択薬

堀口高彦大林浩幸永田真

喘息 Vol.22 No.2, 104-114, 2009

「気管支喘息治療における末梢気道病変の重要性」気管支喘息は, 可逆性の気道閉塞と気道過敏性の亢進をきたす気道の慢性炎症性疾患として認識されており, これらの状態が持続することにより気道リモデリングが惹起されることが明らかになっている. 近年では, 気道閉塞や気道炎症などの状態を客観的に把握する検査手法が発達し, 以前よりも気道の各部位での病態理解が進んでいるHamidらは, 喘息患者と非喘息患者の肺がん手術により得た中枢気道(>内径2mm)と末梢気道(≦内径2mm)における気道炎症を検討した結果, より重度の気道炎症は中枢気道よりも末梢気道に存在し, 末梢気道病変の病態生理学的な亜要性を明らかにした1). また, Kraftらは夜間に喘息症状のある患者とない患者に対して, 午前4時と午後4時に気管支鏡を用いて生検を行った. その結果, 夜間に喘息症状のある患者では, 午前4時に得た肺胞領域の生検紅織において中枢気道領域の生検組織よりも好酸球浸潤が著明に亢進していたとし, 喘息の夜間症状と末梢気道炎症の密接な関係を報告した2).

本討論は,問題点をよりクローズアップすることを目的としており, このテーマに対しあえて一方の見地に立った場合の議論であって, 必ずしも論者自身の確定した意見ではありません。

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