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目でみるページ(喘息)

気道構成細胞と喘息

山内康宏滝澤始

喘息 Vol.20 No.3, 4-9, 2007

気管支喘息は, 「気道の慢性炎症と種々の程度の気道狭窄と気道過敏性, そして臨床的には繰り返し起こる咳, 喘鳴, 呼吸困難で特徴づけられる. 気道狭窄は自然に, あるいは治療により可逆性を示す」と定義され, 「気道炎症には, 好酸球, T細胞, 肥満細胞, 気道上皮細胞をはじめ, 多くの炎症性細胞とそれらにより産生される種々の液性因子が関与」し, 「繰り返す気道炎症がしばしば気道の構造変化を惹起し, 気道狭窄の可逆性の低下を伴う. また, 気道炎症と気道リモデリングは気道過敏性の亢進をもたらす」と定義されている1)(図1). 喘息における気道炎症は, 活性化された炎症性細胞により各種メディエーターが産生・放出され, 炎症を惹起している. さらには, 気道構成細胞である気道上皮細胞(bronchial epithelial cell;BEC)や粘液分泌細胞, 樹状細胞, 気道平滑筋細胞(bronchial smooth muscle cell;BSMC), 線維芽細胞, 血管内皮細胞, 神経分泌細胞などの細胞も多種にわたる液性因子を相互に産生・放出し, 持続する気道炎症および気道リモデリングに関連し, おのおのの細胞間における複雑なネットワークを形成して喘息の病態が形成されていることが明らかとなってきている1)2).

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