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座談会(Round Table Discussion)

Harvardでの生活と研究

田村弦西村正治浅野浩一郎山口正雄

喘息 Vol.20 No.2, 59-65, 2007

1636年に創立されたHarvard大学は, これまでに多くのノーベル賞受賞者やアメリカ合衆国大統領を輩出し, 世界有数の名門校として名高い. 大学院のMedical Schoolは, Massachusetts Ceneral Hospitalの運営を行っているほか, 複数の病院と提携して世界最先端の医療研究を行っている. 今回, Harvard大学の関連施設に留学経験をお持ちの4人の先生方に, 留学当時の思い出や研究生活の実際, 留学の意義などについてお話しいただいた. 田村 本日は, 私を含めてHarvard大学の関連施設に留学経験をお持ちの先生方に, 留学の経緯から留学生活の実際, そして留学の意義などについてお話を伺いたいと思います. 留学までの経緯「ラボの論文を読んでから行ったのですが, すでに新しい研究テーマに…」 (浅野) 田村 まず, 留学に至る経緯についてお聞かせください. 西村 私は, 1985~1988年にMassachusetts General Hospital(MGH)のHomayoun Kazemi先生のもとに留学しました. 学生時代から留学への夢をもっていました. 学位取得後, 私の恩師であります川上義和先生が米国胸部学会(ATS)でKazemi先生と偶然一緒に座長を務められた間柄であったことから彼に手紙を書いてくださったのです. つまり, 川上先生のご推薦による留学です.

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