IFCCとIOFによる骨代謝マーカーに関する合同ワーキンググループが設けられた.方針書には,骨代謝マーカーとして血中のtotal P1NPとCTXが記載された.共通した骨代謝マーカーを介して,異なる骨粗鬆症治療薬の性能比較や同じ治療薬について実施された複数の研究の成果を統合したメタ解析が可能となる.しかし,国内で汎用されている骨代謝マーカーについては何も記載がなく,今後,ハーモナイゼーションの中心となるIFCCに対して積極的に提案と働きかけを行っていくことが必要である.
「KEY WORDS」bone turnover marker,osteoporosis,standardization,harmonization,IFCC
「KEY WORDS」bone turnover marker,osteoporosis,standardization,harmonization,IFCC