生活習慣病に伴う骨粗鬆症の薬物治療を含めた管理については,確立されていないが,骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版では,HbA1c値などについて明確化した2型DMにおける薬物治療開始基準の試案が示されている.2型DMおよびCKDステージG3においても,ビスホスホネート,SERM,テリパラチドなどの有効性,安全性には概ね問題はないとされる.今後,各疾患の管理指針や薬剤の長期にわたる有効性,安全性についての検討が待たれる.
「KEY WORDS」骨粗鬆症,2型糖尿病,慢性腎臓病,ビスホスホネート