1.早期閉経の場合はエストロゲンと黄体ホルモンによるホルモン補充療法を第一選択とする.
2.大腿骨近位部骨折の予防が主目的の場合は,アレンドロン酸,リセドロン酸,ゾレドロン酸あるいはデノスマブの投与を考慮する.
3.既存骨折がなく,骨密度が骨粗鬆症診断基準値に近い場合は,選択的エストロゲン受容体作動薬(SERM)も治療薬の候補となる.
4.積極的な骨形成促進が望ましい場合は,テリパラチドの投与を考慮する.
「KEY WORDS」選択的エストロゲン受容体,作動薬(SERM),ビスホスホネート,デノスマブ,テリパラチド