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特集 変形性膝関節症の早期病変の診断から治療まで

Ⅲ.早期OAの症状 2.早期OAの力学負荷と炎症

金本隆司武靖浩馬込卓弥横井裕之楊翀花井達広疋田光波佐藤世羅前達雄下村和範吉川秀樹中田研

THE BONE Vol.32 No.1, 73-79, 2018

変形性膝関節症(膝OA)は,力学負荷により関節軟骨や半月板,軟骨下骨,滑膜など関節組織が摩耗し,退行性変性をきたす疾患として知られるが,力学負荷から疼痛や関節破壊から可動域制限や運動機能不全をきたす.組織や細胞レベルでのメカニカルストレスが,生物学的な応答により炎症性サイトカインの発現やマトリックス分解酵素の発現や活性化を引き起こし,症状の疼痛や関節破壊を引き起こすことが示されるようになってきた.
「KEY WORDS」早期変形性関節症(早期OA),力学負荷,炎症,疼痛,再生

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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