特集 生活習慣病と骨粗鬆症 ―最新の基礎研究と臨床のトピック―
Ⅲ.トピックス 3.骨粗鬆症の早期診断マーカーへの期待
THE BONE Vol.31 No.4, 83-89, 2018
骨粗鬆症診療におけるバイオマーカーの進歩と発展は目覚ましく,これまでコラーゲン代謝産物や酵素活性を中心としたマーカーが中心であった.新たに,早期診断や骨質を評価する目的で,ペリオスチン,スクレロスチンおよびスフィンゴシン-1-リン酸などの新たなバイオマーカーが開発されている.さらに最近の研究では,新しい種類のマーカーとしてmiRNA測定が,骨粗鬆症の早期診断マーカーである可能性が示唆されている.
「KEY WORDS」骨代謝マーカー,ペリオスチン,スクレロスチン,スフィンゴシン-1-リン酸,miRNA
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