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特集 生活習慣病と骨粗鬆症 ―最新の基礎研究と臨床のトピック―

Ⅲ.トピックス 1.ビタミンDの糖代謝と血圧調整における役割

田井宣之岡崎亮

THE BONE Vol.31 No.4, 69-75, 2018

ビタミンD受容体は全身のさまざまな組織に発現しており,ビタミンD不足・欠乏が骨関節疾患のみならず糖代謝,高血圧,冠動脈疾患などさまざまな疾患の発症に関連していることが報告されている.これまでの疫学調査からビタミンD不足・欠乏が1型糖尿病,2型糖尿病,高血圧の発症に関連していることが示唆されている.一方で,ビタミンD補充による糖代謝および血圧への影響も検討されているが,現時点ではビタミンDが有効であるエビデンスは確立されていない.
「KEY WORDS」ビタミンD,ビタミンD受容体,糖尿病,インスリン分泌,高血圧

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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