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特集 フレイルとロコモティブシンドローム

Ⅰ.フレイル 5.薬物療法によるフレイル

小島太郎

THE BONE Vol.31 No.3, 45-49, 2017

高齢者に対しベンゾジアゼピン系薬剤や抗コリン作用を有する薬剤の長期使用は,転倒や認知機能障害などフレイルに繋がりかねない薬物有害作用が起きやすいことが報告されており,可能な限りこれらの使用を控えることが重要である.高齢者の薬物療法ガイドラインを参考にポリファーマシーやpotentially inappropriate medicationを避けるようにすると同時に,歩行機能や認知機能など高齢患者の機能障害を評価しながら治療方針を再考することも必要である.
「KEY WORDS」フレイル/ポリファーマシー/薬物有害作用/potentially inappropriate me/dication

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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