<< 一覧に戻る

特集 フレイルとロコモティブシンドローム

Ⅰ.フレイル 3.社会的フレイル

牧迫飛雄馬

THE BONE Vol.31 No.3, 35-39, 2017

フレイルを把握する上で,社会的な要因は重要な側面の一つであるが,その評価方法や介入手段の確立には至っていない.簡易的な質問を用いて社会フレイルを操作的に定義すると,社会的フレイルは身体および認知機能の低下と関連しており,要介護の発生リスクを増大させることが確認された.社会的フレイルの評価方法や効果的な介入手段に関するエビデンスを蓄積するとともに,高齢者の社会的活動の促進を社会全体で支援していくための体制を構築・拡充していくことが重要となる.
「KEY WORDS」社会的活動/介護予防/社会ネットワーク/独居/環境

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る