特集 フレイルとロコモティブシンドローム
Ⅰ.フレイル 1.フレイルのスクリーニングと診断
THE BONE Vol.31 No.3, 23-27, 2017
心身の回復能力が衰えた高齢者は「フレイル」と称され,健康寿命に陰りが表れていることを示す状態として注目されている.フレイル評価法は多数存在し,それぞれに妥当性が示されている.わが国は今や超高齢社会となり,どの診療科においても高齢者の診療を避けることはできない.従来の臓器別診療のみでは,高齢者の自立機能を支援する視点が不十分であるため,健康長寿を目指す医療の実現には,フレイル評価が必要不可欠である.
「KEY WORDS」表現型モデル/障害蓄積モデル/Cardiovascular Health/Study(CHS)基準/日本版CHS(J-CHS)基準/Frailty Index
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。