関節リウマチの滑膜炎病態において炎症性サイトカイン,特に腫瘍壊死因子とインターロイキン-6は中心的な役割を果たし,これらのサイトカイン産生あるいは活性の制御が最新治療に生かされている.しかしサイトカインの産生量には個人差が大きく,中和抗体製剤の至適投与量によるテーラーメイド治療は,現代医療の枠組みのなかでは困難である.
「KEY WORDS」腫瘍壊死因子,インターロイキン-6,血中濃度,関節液