【特集 骨免疫学の進歩が変える骨関節疾患アプローチ】
特集にあたって
掲載誌
THE BONE
Vol.31 No.2 17-18,
2017
著者名
田中 栄
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
/
骨・関節
診療科目
整形外科
媒体
THE BONE
THE BONEの特集で骨免疫学を取り上げるのはこれで3回目になる.今回のテーマは「骨免疫学の進歩が変える骨関節疾患アプローチ」とさせていただいた.2000年のNature誌で骨免疫学osteoimmunologyという分野をYongwon Choiが提唱してからすでに17年が経過した.この間に本分野は大きな広がりをみせて研究者人口も増加し,国際学会が定期的に開催されるとともに,国内でも日本骨免疫学会が設立されるまでに成長した.もともとの経緯もあって,骨免疫学の黎明期には破骨細胞分化におけるRANKLシグナルと関連した研究が主であり,この分野では依然として先駆的な仕事がわが国から発表されているが,現在では研究者はさまざまな分野に広がっている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。