ビタミンD欠乏性くる病は,体内のビタミンDの欠乏によって引き起こされる軟骨・骨の石灰化障害を特徴とする小児疾患である.骨軟化症は成人期の骨石灰化障害である.ビタミンD欠乏は日光照射不足やビタミンD摂取不足が主な原因である.カルシウム摂取不足はビタミンD欠乏性くる病・骨軟化症のリスクを上昇させる.治療は欧米では天然型ビタミンDが処方されるが,わが国では活性型ビタミンD製剤投与が治療の中心である.
「KEY WORDS」ビタミンD欠乏,くる病,骨軟化症,カルシウム摂取,血清25水酸化ビタミンD濃度,活性型ビタミンD製剤
「KEY WORDS」ビタミンD欠乏,くる病,骨軟化症,カルシウム摂取,血清25水酸化ビタミンD濃度,活性型ビタミンD製剤