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特集 骨関節疾患の疼痛管理―健康寿命延伸を目指して

3.骨関節疾患の疼痛と運動機能障害

櫻井博紀牛田享宏

THE BONE Vol.30 No.3, 27-30, 2016

骨関節疾患の疼痛は,外傷や加齢に伴う器質的な問題を背景として慢性の経過を辿ることが多く,この長引く痛みはしばしば運動恐怖に伴う不活動・姿勢異常を引き起こす.これらの変化は筋・関節といった運動器で機能障害ひいては器質的な変化を引き起こす.運動器の活動の低下はQOLの低下を招き,健康寿命が低下する大きな要因となっていると考えられる.そのため,不安を取り除き,不活動を打開していくことが運動機能障害を改善することにつながり,さらには健康寿命の延伸につながると考えられる.
「KEY WORDS」骨関節疾患,疼痛,運動器,不活動,運動機能障害

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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