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Ⅲ.続発性骨粗鬆症の診断,治療 2.治療関連骨粗鬆症 ②性ホルモン低下療法に伴う骨粗鬆症

Osteoporosis associated with sex hormone depletion treatment

THE BONE Vol.30 No.1, 77-83, 2016

乳癌および前立腺癌は性ホルモン依存性腫瘍であり,女性ホルモンあるいは男性ホルモン抑制療法が標準治療であるが,その重要な副作用として骨量減少・骨粗鬆症が問題になっている.現在のエビデンスをまとめると,以下の4点である.①乳癌,前立腺癌に対する内分泌療法は有意な骨密度低下を伴う.②乳癌に対するアロマターゼ阻害薬(AI)については有意な骨折の増加を伴い,前立腺癌に対するアンドロゲン除去療法(ADT)についても骨折の増加を伴う可能性が高い.③乳癌内分泌療法中の患者にビスホスホネートおよびデノスマブを投与することにより骨量は増加する.前立腺癌に対するADT中の患者ではビスホスホネート,デノスマブ,SERM(ラロキシフェン,トレミフェン)の投与により骨量は増加する.④乳癌に対するAI治療中の患者においてビスホスホネートおよびデノスマブが,前立腺癌に対するADT中の患者においてトレミフェンおよびデノスマブが骨折リスクを減少させる.
「key words」Breast cancer,Prostate cancer,Cancer-therapy induced bone loss,Bisphosphonates,Denosumab

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録