<< 一覧に戻る

特集 骨粗鬆症関連ガイドラインと日常診療

Ⅲ.続発性骨粗鬆症の診断,治療 1.疾患関連骨粗鬆症 ②CKD

Osteoporosis and CKD

山田真介稲葉雅章

THE BONE Vol.30 No.1, 57-62, 2016

慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)を合併する骨粗鬆症患者は非常に多く,CKD合併により骨折リスクが有意に上昇することも報告されている.しかし,数ある骨粗鬆症治療薬の中で,CKD患者に対する臨床的有効性や安全性が確立された薬剤は現在のところ存在しない.本稿では,CKDと骨粗鬆症の関連性,およびCKD合併骨粗鬆症患者の治療法について文献的考察を交え概説する.
「はじめに」CKD stage 3以上[糸球体濾過量(GFR)60mL/min未満]の腎機能低下を有するようになると,酸化ストレスの影響で骨質は劣化し,活性型ビタミンD欠乏に伴う二次性副甲状腺機能亢進症の合併により骨量は減少する.そのため,一般人口と比較して,CKD患者の骨折リスクは大腿骨・椎体・前腕骨など部位を問うことなく有意に高く1),より若年で骨折しやすいこと2)が報告されている.
「key words」chronic kidney disease,osteoporosis,vitamin D,bisphosphonate,SERM,teriparatide,denosumab

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る