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特集 骨粗鬆症関連ガイドラインと日常診療

Ⅱ.原発性骨粗鬆症の診断,治療 4.原発性骨粗鬆症の薬物治療

Pharmaceutical treatment for primary osteoporosis

萩野浩

THE BONE Vol.30 No.1, 37-41, 2016

骨粗鬆症の予防と治療のガイドラインでは各々の骨粗鬆症治療薬について臨床試験結果に基づいて,椎体骨折,非椎体骨折,大腿骨近位部骨折について,薬剤ごとの評価が示された.新しいガイドラインで骨折予防効果の評価がグレードAの薬剤は,窒素含有ビスホスホネート,抗RANKL抗体,選択的エストロゲン受容体モジュレータ,副甲状腺ホルモン,新規活性型ビタミンD3である.治療にあたってはこれらの薬剤を年齢と骨折リスクに応じて使い分けることが勧められる.薬剤の併用や逐次投与についての臨床データは限られている.
「はじめに」骨粗鬆症の薬物治療の目的は脆弱性骨折の予防である.脆弱性骨折は著しい疼痛,機能障害,QOL低下を生じるとともに,その治療・介護に多大な社会資源を必要とすることから,その予防である骨粗鬆症治療が必要であると理解される.
「key words」骨粗鬆症,骨吸収抑制薬,骨形成促進薬,併用療法,逐次療法

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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