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特集 骨粗鬆症関連ガイドラインと日常診療

Ⅱ.原発性骨粗鬆症の診断,治療 1.原発性骨粗鬆症の診断と薬物治療開始基準

Diagnostic criteria for primary osteoporosis and the guidelines for medication of primary osteoporosis

山内美香杉本利嗣

THE BONE Vol.30 No.1, 23-27, 2016

骨粗鬆症治療が広く行われるために必要な骨粗鬆症の診断基準と薬物治療開始基準については,それぞれ「原発性骨粗鬆症の診断基準(2012年度改訂版)」,「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」として確立されている.これらは骨密度測定に加え骨折リスク因子を指標としている.骨粗鬆症と診断された場合に加え,骨密度がYAMの80%未満で大腿骨近位部骨折の家族歴を有する場合,FRAX®にて主要骨折確率が15%以上の場合には薬物治療を開始する.
「はじめに」わが国における骨粗鬆症患者数は約1,300万人と推定されている.有病率で表すと40歳以上の女性の骨粗鬆症有病率は25%を超える1).つまり40歳以上の女性の少なくとも4人に1人は骨粗鬆症患者である.70歳以上に限ると2人に1人が骨粗鬆症患者であり,日常診療において避けては通れない疾患である.
「key words」骨粗鬆症,骨密度,骨折リスク,診断基準,薬物治療開始基準

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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