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特集 筋と骨

4.再生医学からみた運動器

Regenerative medicine for locomotor apparatus

櫻井英俊竹中菜々

THE BONE Vol.29 No.3, 39-44, 2015

骨,軟骨,骨格筋などによって構成される運動器にはさまざまな疾患や障害が発症するが,根治療法のないものも多く,新たな治療法として再生医療が期待されている.骨・軟骨疾患に対しては,基礎研究の進展により細胞移植治療の有効性が明らかとなっており,一部では臨床応用も進んでいる.一方で難治性筋疾患に対しても,動物実験により細胞移植治療の組織学的な有効性はある程度確認されており,今後は臨床応用に向けて,運動機能解析や大型動物を使用した前臨床試験などに発展すると考えられる.
「はじめに」再生医療研究は現在,臨床応用に向けて進展が著しく,さまざまな組織を対象として,生体組織に由来する細胞や多能性幹細胞などによる移植治療研究が進められている.運動器に対する再生医療分野においても,多くの疾患や障害に対して細胞移植治療法の確立に向けた研究が進められており,なかでも特に骨疾患や軟骨欠損などに関しては,患者を対象とした臨床研究も進んでいる.
「key words」再生医学,iPS細胞,間葉系幹細胞,難治性筋疾患,骨軟骨欠損

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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