わが国のステロイド性骨粗鬆症の患者数は約200万人程度とされ,治療効果の明確なエビデンス蓄積などの背景から,2005年に日本骨代謝学会より管理と治療のガイドラインが発表された.その後,WHOより個々の患者の10年間の絶対骨折危険率を算定するツールとしてFRAX®が提唱されたが,種々の問題点もあり,国内の1,047例の2年以上にわたる縦断調査の結果を検討し,骨折危険因子の同定と各因子のハザード比からスコア化を導入した新たなガイドライン(2014年版)が発表された.
「key words」ステロイド性骨粗鬆症,疫学,管理ガイドライン
「key words」ステロイド性骨粗鬆症,疫学,管理ガイドライン