【特集 骨バイオイメージング】
Ⅲ.次世代骨バイオイメージング 2.ラマン分光法による骨組織の分子計測と骨質評価への応用
Molecular probing technique of bone tissue by Raman spectroscopy and its applications for bone quality assessment
掲載誌
THE BONE
Vol.28 No.2 91-96,
2014
著者名
大嶋佑介
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飯村忠浩
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疋田温彦
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今村健志
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
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骨・関節
診療科目
整形外科
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リウマチ科
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産婦人科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
放射線科
媒体
THE BONE
骨組織は,リン酸カルシウム結晶であるヒドロキシアパタイトとコラーゲン線維を多く含む硬組織であり,骨強度を評価する上で無機質の含有量すなわち骨密度の計測だけでなくコラーゲン架橋の状態を知ることが重要である.既存の診断技術ではコラーゲン架橋などを非侵襲的に計測することは困難であるが,ラマン分光法を用いることにより骨基質の分子を直接計測することが可能であり,将来的には骨質評価法としての実用化が期待される.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。