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特集 疼痛治療の最近の進歩と骨・関節疾患

疼痛の診断の進め方と薬剤選択

柴田政彦

THE BONE Vol.27 No.1, 49-53, 2013

痛みを主訴に患者が医療機関を訪れるのは, 何らかの理由がある. 多くの場合には身体的原因がありそれを診断し治療すればよいのだが, 理由がよくわからない場合もある. 身体的原因のみならず神経障害性疼痛, 心理社会的背景の寄与, 精神科疾患の合併にも留意し, その対応方法について提案する. 「はじめに」痛みを主訴に来院する患者を診る場合, いろいろな場面がある. (1)痛みを診断の手がかりにする場合, (2)診断は確定しており除痛を図る場合, (3)痛みの軽減よりも元の日常生活を取り戻そうとする場合, などである. どのような診療場面かをまずしっかりと認識し, 適切な診療方針を見定めた上で進めることがなによりも大事である. 痛みが主訴の場合には, 医療者がその方向性を見誤ってはならない. 誤った対応は, かえって痛みの漫性化につながることもあるので診療の進め方は重要である. 「診療の進め方」臨床の多くの場面では, 診察や検査を進め, 診断して原因を治療する.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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