全文記事
骨粗鬆症を取り巻く医療経済
Ⅰ.医療経済の基礎知識 医療経済の概念と基礎知識
掲載誌
THE BONE
Vol.23 No.2 23-25,
2009
著者名
髙山一夫
記事体裁
特集
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全文記事
疾患領域
循環器
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高血圧
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代謝・内分泌
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糖尿病
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呼吸器
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消化器
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腎臓
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血液
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アレルギー・免疫
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膠原病・リウマチ性疾患疫
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精神疾患
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神経疾患
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脳血管障害
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骨・関節
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耳鼻科疾患
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皮膚疾患
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眼疾患
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小児疾患
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泌尿器
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感染症
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癌
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栄養管理
診療科目
一般内科
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一般外科
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循環器内科
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心臓血管外科
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呼吸器内科
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脳神経外科
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アレルギー科
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整形外科
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膠原病科
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リハビリテーション科
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リウマチ科
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産婦人科
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消化器内科
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形成外科
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腎臓内科
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皮膚科
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糖尿病・代謝・内分泌科
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泌尿器科
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神経内科
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眼科
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血液内科
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耳鼻咽喉科
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腫瘍内科
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麻酔科
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老年科
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小児科
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放射線科
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心療内科
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精神科
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消化器外科
媒体
THE BONE
医療経済学には, 市場原理を重視する新古典派の潮流と, それに批判的な潮流とがある. 医療資源の配分においては, (1)医療において市場の失敗が生じること, (2)支払い能力を欠く者が受療できないこと, (3)貧困者の医療ニーズが軽視されるため, 市場原理をそのまま適用することは, 望ましいとはいえない. 社会的に望ましい医療資源の配分を実現するために, 医療経済学の研究成果を広く社会に還元してゆく必要がある. 「はじめに」最近の医療経済学の隆盛ぶりには目を見張るものがある. 書籍では初級中級レベルの教科書から講座形式の専門書まで相次いで刊行され, 学会活動も活発になされている1)2). 中央社会保険医療協議会(中医協)ならびに厚生労働省の各種審議会・検討会, また民間の研究機関や運動団体などにおける医療経済学者の貢献も大きい. 医療経済研究が蓄積され普及するに従い, 「医療経済」や「医療経済学」という語に違和感を覚える医学者, 経済学者はともに少なくなったと思われる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。