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骨粗鬆症を取り巻く医療経済

Ⅰ.医療経済の基礎知識 医療経済の概念と基礎知識

髙山一夫

THE BONE Vol.23 No.2, 23-25, 2009

医療経済学には, 市場原理を重視する新古典派の潮流と, それに批判的な潮流とがある. 医療資源の配分においては, (1)医療において市場の失敗が生じること, (2)支払い能力を欠く者が受療できないこと, (3)貧困者の医療ニーズが軽視されるため, 市場原理をそのまま適用することは, 望ましいとはいえない. 社会的に望ましい医療資源の配分を実現するために, 医療経済学の研究成果を広く社会に還元してゆく必要がある. 「はじめに」最近の医療経済学の隆盛ぶりには目を見張るものがある. 書籍では初級中級レベルの教科書から講座形式の専門書まで相次いで刊行され, 学会活動も活発になされている1)2). 中央社会保険医療協議会(中医協)ならびに厚生労働省の各種審議会・検討会, また民間の研究機関や運動団体などにおける医療経済学者の貢献も大きい. 医療経済研究が蓄積され普及するに従い, 「医療経済」や「医療経済学」という語に違和感を覚える医学者, 経済学者はともに少なくなったと思われる.

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