<< 一覧に戻る

変形性膝関節症の基礎と臨床

Ⅲ.OAの関節軟骨変性の評価 変形性膝関節症の臨床的病態

小嶋俊久石黒直樹

THE BONE Vol.23 No.1, 51-54, 2009

変形性膝関節症は, 関節軟骨の変性が主たる病態である. 年齢, 性など内的要因に加え, 関節自体の不安定性, さらには肥満, 過度の運動などのメカニカルストレスなどの要因が重なり合って発症する多因子疾患であり, 慢性かつ緩徐に進行し, 疼痛, および可動域制限など膝関節機能の低下をきたし, 高齢者の日常生活動作を制限することとなる. 60歳以上では多くの患者が存在し, 医療経済的にも重要な問題であることから, 重症化の予防などにも力を注ぐ必要がある. 「はじめに」 変形性膝関節症(膝OA)は高齢者における膝関節に痛みを起こす疾患では最も一般的であり, 中年以降の年齢層では症状の有無にかかわらず25~40%が罹患しているといわれ, 自覚症状を有する者は約1,000万人, 潜在的な患者(X線診断による患者数)は約3,000万人と推定される(平成19年7月26日介護予防の推進に向けた運動器疾患対策に関する検討会). また, 変形性関節症のなかでも膝OAは最も高頻度にみられる.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る