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特集 貧血と諸疾患の機序を探る

高齢者の貧血

宮腰重三郎

Pharma Medica Vol.39 No.11, 53-56, 2021

わが国も2050年には4人に1人が65歳以上の高齢社会に突入し,2人に1人の高齢者が何らかの悪性疾患に罹患するといわれている。高齢者に多い鉄欠乏性貧血や二次性貧血もさることながら血液疾患,特に造血器3大悪性腫瘍である骨髄異形成症候群/急性骨髄性白血病,悪性リンパ腫,多発性骨髄腫は,発症頻度のピークが高齢者にあるため,貧血を主訴に受診をする症例が増加することが予想される。しかし,高齢者においては若年者同様に貧血症状を呈するわけではなく,基礎疾患の症状が前面に出ることもある。さらに,基礎疾患を有する高齢者において,貧血の存在は医療,介護に大きな影響を与えている。
「KEY WORDS」高齢者の貧血,赤血球恒数,老人性貧血

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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