特集 糖尿病診療最前線2021
小児期における糖尿病の診かた
Pharma Medica Vol.39 No.5, 39-43, 2021
小児・思春期における糖尿病診療では,医療の現場のみでなく,保護者,兄弟など家族全体を視野に入れた患者・家族支援,保育園・幼稚園・学校との連携など,包括的な管理・支援が必要である。
本稿では,わが国の小児・思春期糖尿病に特化したガイドラインである『小児・思春期糖尿病コンセンサス・ガイドライン』(2015年),国際小児思春期糖尿病学会のガイドラインである「ISPAD Clinical Practice Consensus Guidelines」を参照し,小児の糖尿病診療における重要点について概説する。
また,日本の小児1型糖尿病の治療およびコントロールの現状,学校検尿による尿糖スクリーニング,成長曲線を活用した小児肥満スクリーニングについても紹介する。
「KEY WORDS」小児・思春期糖尿病コンセンサス・ガイドライン,学校検尿,小児肥満,小児生活習慣病,成長曲線
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