骨粗鬆症の有病者数は男性300万人,女性1,000万人と推定されており,超高齢社会を迎えているわが国では国民病ともいえる。骨粗鬆症は骨量の低下と骨質の劣化による骨強度の低下により脆弱性骨折を起こすことにより,患者のQOLを障害する。脆弱性骨折のなかで脊椎椎体骨折は最も頻度が高く,70歳以降に急激な増加を示し(図1)1),しばしば腰背部痛や後弯変形の原因となる2)。
「KEY WORDS」腰背部痛,高齢者,骨粗鬆症,脊椎椎体骨折,脊椎固定術
「KEY WORDS」腰背部痛,高齢者,骨粗鬆症,脊椎椎体骨折,脊椎固定術