特集 過活動膀胱に注目!
Ⅰ 過活動膀胱の総論 ②疫学
Pharma Medica Vol.37 No.6, 15-20, 2019
過活動膀胱(overactive bladder:OAB)とは,2002年国際禁制学会(International Continence Society:ICS)により定義され,改訂を重ね2010年に国際禁制学会と国際ウロギネコロジー学会(International Urogynecological Association:IUGA)により最終的に標準化された疾患概念であり1),世界的にも普及している。男女ともに罹患率が高く,生命に直接関わることはないが,仕事や家事,睡眠,精神症状,性生活といった日常生活や社会活動に影響を与え,生活の質(quality of life:QOL)を低下させる代表疾患である。本稿ではOABの疫学につき述べる。
「KEY WORDS」過活動膀胱(OAB),疫学,QOL(quality of life)
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