特集 パーキンソン病診療最前線
非運動症状への対応
Pharma Medica Vol.37 No.4, 35-39, 2019
パーキンソン病(Parkinson's disease;PD)の主な運動症状は,無動,振戦,固縮および姿勢反射障害がある1)。また,PDのもう1つの特徴として徐々に進行していくことがあげられる。PDの神経変性はドパミン神経だけではなく,非ドパミン神経へ広がっていくことが判明している。そのため,その進行とともにPDには多彩な非運動症状が出現する。これまでの報告から,非運動症状がPDの生活の質(quality of life;QOL)に大きく影響を及ぼしていることが判明している2)。これらの非運動症状に対する対処方法を2018年版のパーキンソン病の診療ガイドラインを中心に概説する3)。
「KEY WORDS」睡眠障害,認知機能障害,精神症状,自律神経障害
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