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特集 心不全診療の現状と展望

心不全パンデミック

―レジストリー研究から傾向を探る―

三浦正暢坂田泰彦下川宏明

Pharma Medica Vol.36 No.12, 9-12, 2018

わが国は,世界に先んじて超高齢社会に突入し,また,生活習慣の欧米化や治療法の進歩などの要因が複雑に絡み合い,慢性心不全の臨床像の変化について,数的増加のみならず,その質的変容にも注目が集まっている。今後心不全患者の増加に伴う医療・介護負担の増大が予想され,この「心不全パンデミック」にいかに対応するか,その具体的な解決策が求められており,レジストリー研究から得られる知見は,その解決策の一助になると考えられている。本稿では「心不全パンデミック」の潮流を踏まえつつ,わが国の心不全コホートとして,第二次東北慢性心不全登録(Chronic Heart Failure Analysis and Registry in the Tohoku District-2;CHART-2)研究1)-7)を紹介し,超高齢社会を迎えたわが国の心不全診療の現状に関する最新の知見を紹介する。
「KEY WORDS」心不全パンデミック,虚血性心不全,HFpEF,質的変容

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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