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てんかんの食事

掲載誌
Pharma Medica Vol.36 No.8 84-87, 2018
著者名
堀尾 佳子 / 田中祐奈 / 遠藤 陽子 / 市川 和子 / 砂田 芳秀
記事体裁
抄録
疾患領域
精神疾患 / 神経疾患 / 脳血管障害 / 小児疾患 / 栄養管理
診療科目
脳神経外科 / 神経内科 / 老年科 / 小児科 / 精神科
媒体
Pharma Medica

てんかんは脳内の神経細胞の過剰な電気的興奮に伴って、意識障害やけいれんなどを発作的に起こす慢性的な脳の病気です。てんかん性放電の焦点がある部分てんかん(局所関連性)と焦点のない全般てんかんに分けられ、更に病因として明らかな脳病変が認められない特発性と脳病変を認める症候性に分けられます。患者は約100人に1人、日本全国に約100万人といわれています。年代別発症率は素因性による小児と脳血管障害による高齢者が多いといわれています。「てんかん診療ガイドライン2018」の発刊に伴い今後は基礎原因の分類は素因性、構造的/代謝性、原因不明の使用を推奨されていますが、実際の診療で用いられている分類は1980年代に提案されたものとなっています。診断は患者や家族から発作に関する情報、脳波、MRI(またはCT)などの検査により行います。あらゆる年齢で確定的な臨床診断を専門家が行うことが推奨されています。治療の基本は薬物療法で、薬の内服により約7割は発作を抑えることができます。副作用として皮疹や肝障害など薬剤に対する特異体質による反応、眠気やめまいや食欲不振など用量依存性、骨粗鬆症や体重増加など長期服用に伴うものがあるため、血中濃度測定が必要とされます。薬により発作の抑制ができない場合はステロイド(ACTH)療法、γグロブリン療法、ケトン食療法が行われています。なお、睡眠不足、精神的ストレス、過労、飲酒、薬の飲み忘れなどは発作の引き金となるので避ける必要があります。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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