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特集 糖尿病治療薬の循環器系への作用~その光と影~

GLP-1受容体作動薬

加藤彩美南尚賢阿古潤哉

Pharma Medica Vol.36 No.6, 47-51, 2018

GLP-1(glucagon-like peptide-1)受容体作動薬は,血糖依存的にインスリン分泌を増加させ,グルカゴン分泌を抑制する働きをもつ注射製剤である。近年,その血糖降下作用に加え,食欲抑制を介した体重減少作用や,降圧作用が注目され,複合的な機序による心血管保護作用が期待されている。本稿ではGLP-1受容体作動薬の動脈硬化および心不全に対する作用,そして近年報告された大規模臨床試験の結果について概説する。
「KEY WORDS」血糖降下薬,糖尿病,心血管イベント

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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