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特集 多発性硬化症診療最前線

再発予防・進行抑制療法 経口内服治療

新野正明宮﨑雄生

Pharma Medica Vol.36 No.3, 31-35, 2018

多発性硬化症(multiple sclerosis;MS)における疾患修飾薬(disease modifying drug;DMD)の進歩には目覚ましいものがある。以前は注射薬しかなかったが,その後,経口DMDが加わり,MS患者にとっては選択の幅が広がった。一方,経口DMDを含め,それぞれのDMDをどのような患者に選んでいくか,難しい課題を医療者側に投げかけている。ここでは,わが国初のMSに対する経口DMDであるフィンゴリモド(fingolimod),その後2016年に認可されたフマル酸ジメチル(dimethyl fumarate;DMF),さらにわが国では認可されていないが,欧米では認可されているテリフルノミド(teriflunomide)といった経口DMDに焦点を当てて概説する。
「KEY WORDS」多発性硬化症/疾患修飾薬/経口/再発予防

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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