<< 一覧に戻る

一目でわかるクリニカルレシピ

慢性便秘症(弛緩性便秘症)予防の食事

大隅麻絵岡本和之遠藤陽子市川和子松本啓志

Pharma Medica Vol.35 No.9, 104-107, 2017

便秘とは、糞便の腸内滞在時間が延長し、水分量が少なくなることにより糞便が硬くなって排便に困難を伴う状態をいい、排便回数が週2回以下の排便状態と定義されています。慢性便秘症は便秘症状が長期にわたり持続している、もしくは間欠的に1~2か月にわたって持続している状態のことです。
平成25年国民生活基礎調査による、慢性便秘症の有訴者数は若いうちは圧倒的に女性に多くみられ(大腸の蠕動運動を抑制する女性ホルモンが影響しているといわれています)、加齢とともに男女問わず増加していきます。慢性便秘症は機能性、器質性、薬剤性、症候性に分類され、食習慣や生活習慣の影響が大きいのは機能性便秘症です。そして、これには弛緩性と痙攣性があり、痙攣性便秘症はストレスが影響するといわれており、生活環境の改善が必要です。一方、弛緩性便秘症は過度なダイエットによる欠食や偏食、水分摂取不足などの食生活の問題や運動不足による筋力低下に起因しているといわれています。今回は、20代女性の弛緩性便秘症に対する食事について紹介します。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る